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【食】盛岡冷麺とはちみつの技法を生かした「はちみつ麺」

今年の夏に盛岡市から秋田県仙北市田沢湖田沢に移住した高橋さん(48)が、 田沢湖地区などでとれる蜂蜜と、盛岡冷麺(れいめん)の技法を生かした「はちみつ麺」を発売した。 これまでにユニークな商品を送り出してきた高橋さんが、田沢湖で生んだ第一号の商品だ。 高橋さんは岩手県矢巾町出身。地元の大学を中退後事務機メーカーに就職し、 孫会社の経営を任された後、退職して、自ら電子カルテのシステムを開発する会社を興した。 そこで仕事の充実感は得たものの、「経営に携わると、家族と接する時間がなくなってしまう」と感じ、 2006年に会社を売却。新たに木工会社を設立した。 その時に手掛けた代表作は、カップを握った時の手の型を取り、それを元に山桜を削って作るマイカップ 「我杯(わがはい)」。型を取った人だけにフィットするため、記念品として注文する人が多く、 ユニーク商品として注目を集めた。 食べ物の開発に乗り出したのは、アイデアマンらしく「冷麺の本場で、ひと味違った麺を作りたい」と 思ったのがきっかけ。知人に頼んで情報
を集め、女性をターゲットに「麺自体に甘みがある商品」が ヒットするのではと考え、田沢湖のメーカーが売り出す蜂蜜を練り込むことにした。 初めは、生地にどろどろした蜂蜜や純米酒を練り込むと形が崩れて失敗したが、ミキサーと製めん機を改良して克服した。 今年春には、盛岡市と秋田市の病院食に出す業務用の麺として販売を始め、10月からは、 一般家庭用向けのパッケージ入りを売り出した。冷麺としてだけではなく、温めたり、パスタにしたりしても味を楽しめるという。 拠点を田沢湖に移したのは、少年時代や就職後に度々訪れ、湖の青さや自然、 素朴さに魅了されていた「あこがれの地」だったから。 今年8月に妻や娘、親族と移住。湖を望む場所に会社を構え、その喜びを込めて、 社名を「バンザイ・ファクトリー」に変更した。 「地元にちなんだ商品を、全国に向けて販売したい。買った人が実際に秋田を訪れてくれる、 観光促進になるような商品を作ることができれば」と高橋さん。 「第二の古里」での新たなスタートに意気込んでいる。 はちみつ麺は1個370円。秋田
市大町2の「ADビル」地下1階にあるスーパー 「ヤマト 大町こみち」で販売している。 画像:はちみつ麺を売り出した高橋さん 読売新聞 依頼あり

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